プライシング(値決め)について,ご紹介します.
一般的に商品の価格設定の方法には以下の方法があります.
・コストプラス法:原価に利益を加える.
・市場価格追従法:競合商品の価格を基準に決める
・名声価格法:プレミアムにより他の商品より高く設定する.
などです.ただ,具体的に目の前の商品をいくらで売るかをどうやって決めれば良いでしょうか?
経営の神様,稲盛和夫氏は稲盛経営12か条の第6条で以下のように述べられております.
第6条 値決めは経営―値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である―
値決めは、製品の価値を正確に判断した上で、製品一個当たりの利幅と、販売数量の積が極大値になる一点を求めることで行います。またその一点は、お客様が喜んで買ってくださる最高の値段にしなければなりません。 (稲盛和夫OFFICIAL SITE https://www.kyocera.co.jp/inamori/ より)
では,経営で真に大切な値決め=一点のポイントはどうやって決められるのでしょうか?
ここで,一つの例として,ラーメン店での価格設定を考えてみます.
利益は次の式で表せます. π(P)=(P-C)(D0ーαP)
ここで,π:利益,P:価格,C:原価,D0:潜在的なお核様の数,α:価格弾力性 です.
この場合,利益を最大にする最適価格P*は次の式で表せます. P*=(D0+Cα)/2α
つまり,CとD0とαで決まります. Cはラーメンの原価ですので,経営者の方は材料,光熱費などから計算できると思います. 問題はD0とαです.こればかりは,商品の魅力,人気,競合状況等によって異なりますので,経験からはじき出すしかありません.例えば,下図のような場合を考えてみます. つまり,過去の経験から,1杯500円としたら,1日100杯売れ,価格を上げていくと,売上数(お客様の数)がだんだん減り,1杯1000円にすると,お客がゼロになる場合を表しています. この場合は,D0は200でαは0.2となります.例えば,原価Cが300円としたら, 最適価格P*は(200+300*0.2)/0.4=650円となり,その場合の1日の売上数は70杯となり, 利益は24,500円となります.1ヶ月の営業日数を25日とすると,月の利益は612,500円となります.
詳しい説明をお聞きになりたい,御社の商品の価格を検討してみたいという飲食店,小売店の皆様、お気軽にご連絡ください。


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